厚木佐藤病院トップページ>診療案内 呼吸器科

診療案内 当院では「安心、納得、心のこもった医療を提供し地域住民の支えとなる。」を医師診療における基本理念とし、以下の基本方針に則り診療を行っています。

医局基本方針

・分かりやすく丁寧な説明を行います。患者さんの立場に立って、図や模型を使い納得がいくまで何度でもお話をします。

・チーム医療を推進し医療の質を高めます。医師間だけでなく看護師や各担当セクション(コメディカル)も含めチームで患者さんの治療に対するディスカッションを行いより良い医療を提供します。

・地域の医療、疾病予防、保険、福祉機関との連携を推進します。かかりつけ医やサポート医として他院やホーム関連施設と情報交換を積極的に行い地域に密着した医療を推進します。

呼吸器科

 
午 前 

 

 
午 後   

手術
気管支鏡
その他検査

      

2015年6月より、呼吸器内科に加え呼吸器外科部門(手術)を開始します。呼吸器系の疾患はほぼ全て対応できるようになります。


当院は2016年11月より、日本呼吸器内視鏡学会の関連認定施設となりました。

当科で主に扱っている病気・処置

肺炎

肺炎は特に高齢者に多い病気です。抵抗力の低下や誤嚥により発生することが多く、治療としては抗生物質の投与や喀痰の除去を行います。また誤嚥が原因と思われる方については、摂食嚥下チームも介入し再発の防止を目指します。
その他の特殊な肺感染症(非定型肺炎・肺アスペルギルス症・非定型抗酸菌症など)に対しての検査・治療も行っています。

肺悪性腫瘍(肺癌・肺肉腫・転移性肺腫瘍)

日本の国民死亡率の一位は悪性腫瘍で、そのうち死亡率のトップとなっているのが肺癌です。癌の病理組織により、扁平上皮癌、腺癌、小細胞癌・大細胞癌と分類します。
検診等で肺癌を疑う病変を発見した場合、気管支鏡下肺生検・CTガイド下肺針生検・胸腔鏡検査などにより細胞を採取して癌の診断(確定診断と言います)を行います。肺癌の確定診断後は癌の進行度・年齢・体力・合併疾患を考慮し、治療方針を決定します。肺癌の進行度は癌の大きさ、癌の広がり(近接臓器への浸潤・リンパ節転移・遠隔転移)でⅠ期からⅣ期までに分かれます。これらを精査し、手術で取り切れると判断した場合は手術を考慮します。手術については外科のページをご覧ください。

例:肺癌の胸部レントゲン、胸部CT画像。矢印が癌の病変。

気管支鏡検査 CTガイド下肺生検:CTを見ながら肺病変まで針を進めて組織を採取します。

進行例や様々な合併症で手術が困難な場合は、化学療法(抗がん剤治療)や緩和ケア治療を行います。通常、肺癌の化学療法では数種類の抗癌剤の点滴や内服薬を使用しますが、患者さんの癌の種類・年齢・体力を加味しながら、その人に合った薬剤の選択を行います。癌のタイプによっては内服治療が一番効果の出ることもあります。
検診などのレントゲンで胸部異常陰影を指摘された方、どうぞご相談ください。

肺嚢胞性疾患(突発性気胸、月経随伴性気胸、巨大肺嚢胞症など)

気胸に代表される疾患です。肺の一部がもろくなり、そこが裂けて胸の中に空気がたまり、肺がパンク(虚脱)してしまう病気です。10-20代の背の高い男性に好発し、胸痛や呼吸苦等の症状を生じます。特殊なキットを用いれば外来経過観察も可能ですが、通常は胸腔ドレーンの挿入や手術と言った入院治療が必要です。手術については外科のページを参照ください。

右肺がしぼんでしまっている(矢印)。胸腔ドレーンによる脱気が必要。

気管支喘息

気管支の狭窄により、喘息・咳・呼吸困難を生じます。治療は主に吸入薬を用いますが、採血データ、呼吸機能、呼気NO測定を参考に発作を起こさないコントロールを目指します。

COPD

日本語名は慢性閉塞性肺疾患と言い、肺気腫・びまん性汎細気管支炎・慢性気管支炎などの病気の総称です。進行すると労作時の息切れ、長引く咳・痰などの症状を認めます。国内では約500万人の患者がいると言われていますが、ほとんどの患者で治療介入されていないのが現状です。肺機能検査や画像診断の後、適応があれば内服薬や吸入薬の治療、著明な低酸素血症を認める方は在宅酸素療法を導入します。上記にあてはまる症状を認める方はご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群 SAS

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome: SAS)は、文字通り睡眠中に呼吸が止まったり、呼吸が弱くなる病気です。睡眠の質が落ち、日中の眠気により事故(交通事故・労災事故)を起こす危険が高いため社会問題にもなっています。また睡眠中の低酸素血症により、虚血性心疾患、不整脈、高血圧、脳血管障害、糖尿病、認知障害などを起こす可能性が健康な人より数倍高くなります。検査は自宅または入院でセンサーをつけて就寝して頂き、1時間あたりの無呼吸や低呼吸数(AHI)をカウントします。AHIが高い方に対しては睡眠時にマスクを装着して呼吸停止を防ぐ治療(経鼻的持続陽圧療法: CPAP)を用います。
自覚症状としてイビキをかく、何度も起きる、日中の眠気や集中力低下を認める方、またベットパートナーがイビキをかく、呼吸が止まるなどの症状にお気づきでしたらご相談ください。

経鼻的持続陽圧療法CPAP(フィリップ社製)

間質性肺疾患 SAS

レントゲンやCTでスリガラス影と言われる陰影を示す病気の総称です。細かく分類すると数十種類に分かれますが、多くは肺胞壁の炎症・肥厚により、肺の拡張やガス交換能力が低下します。高分解能CT・気管支鏡検査・血液検査が診断に有用です。診断難渋例は胸腔鏡により肺の一部を取る手術を行います。一部は難病指定となっており、大学病院と相談しながら治療を進めていきます。長引く空咳、労作時の呼吸苦などが特徴的です。

気道のintervention治療

肺癌、食道癌、甲状腺癌などによる気道狭窄に対する気管支鏡下の治療(金属ステント挿入)を行っております。その他、手術不能な肺瘻(気胸)・気管支瘻に対する気管支鏡治療(EWS挿入)も行っています。適応などは個別に判断しますのでご相談ください。

甲状腺癌による気管狭窄(左)、金属ステント挿入後(右)

その他

縦隔腫瘍、胸膜腫瘍、膿胸、禁煙外来等も診察・治療行っています。その他呼吸器症状でお悩みの方、どうぞお気軽に受診ください。

また当院では肺癌検診にも力を入れております。年齢と共に癌のリスクも高まることより、積極的に検診をご活用ください。


■検査実績

2013年 2014年 2015年
気管支鏡検査、治療 19例 57例 77例

 

日本呼吸器内視鏡学会の関連認定施設■検査実績が認められ2016年11月より、
日本呼吸器内視鏡学会の
関連認定施設となりました。

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